読書感想文「リモートチームでうまくいく」

納品のない受託開発で有名なソニックガーデン代表倉貫さんの新刊「リモートチームでうまくいく」が先日出版されました。

倉貫さんとは昨年にBCNセミナーや2014年のcybozu.comカンファレンスのパネルディスカッションでご一緒させていただき、当時からリモートワークについての話も直接伺っていたので興味深く読ませていただき、自分なりの感想を書きたいと思います。

リモートワークは日本人が成功しやすいワークスタイル

本の中でリモートワークを成功させるためには個人ではなくチームで協力して働くことが重要と書かれており、そのためにも評価を個人ではなくチームでの評価したり、リモートワークで働いている人が孤独感を感じないような取組みをしているとありました。

リモートワークと聞くと結果だけ出していれば、個人が好きな時に好きな場所で働いてもOKといわば個人主義的なイメージがあります。
個人事業主で一人で仕事をしている場合は何も問題ありませんが、会社組織で考えた場合、リモートで働く人がいるからこそよりチームワークが重要だということです。

ここはとても重要な成功要素だと感じました。リモートワークというのはワークスタイルの一つであって、異なるワークスタイルの人が一つのことに一緒に取り組んでいるだけなんですよね。チームワーク良く働くための時間や場所といった制限を取り除く手段なんだと。

そう考えると日本人は個人よりもチームで物事に取り組むことに長けていますので、制限なくチームで働けるリモートワーク/リモートチームの相性が良いと思います。
日本は土地が狭いので北海道と沖縄の人が同じチームで働いても時差を気にしなくて良いというのもありますね。

リモートの中にあるリアルの重要性

リモートで働く人に孤独感を与えないためやチームでの信頼関係を気づくためにすべてをリモートで済ませるのではなく、定期的な合宿や家族を招待した旅行などポイントでリアルの場を作ることの重要性を説かれています。

リモートだけでも同じチーム内での信頼関係を築く仕組みは取り組まれていて、リモートだけでは実現できないリアルコミュニケーションの場をポイントポイントで作ることでよりチーム内の信頼関係が高まり、リモートチームとして機能していくというのも納得できます。

リモートチームは「人間臭い」働き方

本を読んでいて一番思ったのは、リモートチームという働き方は良い意味で「人間臭い」働き方なんだなということです。
出社前や出社後の挨拶であったり、(日報の代わり近い)日記であったりリモート飲み会であったりと我々が普段行っている人と人とのコミュニケーションをリアルな職場以上に重要視されています。
リモートでWebカメラ同士で働くというとデジタルで無機質な印象がありますが、様々な施策を読んでいくうちにデジタルの中に人間的な暖かみを感じてしまいました(笑)

リモートワークと聞いて「いや、うちは取り入れるつもりはないし、なんだかんだ言ってもFace to Faceでのコミュニケーションでしょ」と思っている方も是非一度読んでいただくと「あ、なるほど。ここの部分はうちでも取り入れられるかも」といった発見が見つかるかもしれません。

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