二要素認証を設定すると連携サービスやプラグインが動かない

2020年7月版アップデートでcybozu.comでも二要素認証の設定が可能になりました。

アプリ一覧をCSVファイル形式でダウンロード可能に【2020年7月アップデート機能】

二要素認証は多くのクラウドサービスで導入されているセキュリティ対策で、これを設定しておけば「PCもスマホも盗まれて、kintoneのログインID,パスワードもばれて、スマホのパスワードもばれちゃった!」ってくらいのことがおきないと不正アクセスはされなくなるので、セキュリティ対策としてはかなり有効です。

詳しい設定は上記のURLにある弊社ブログを見ていただければですが、一つ注意点があります。

二要素認証をするとそのユーザー情報で連携設定をしているプラグインや連携サービスが使えなくなります。

プラグインや連携サービスがkintoneとデータ連携をする場合、kintoneへの認証が必要となります。そこで使われるのがkintoneに登録されているユーザーのIDとパスワードを使ったパスワード認証とアプリごとに発行されるAPIトークンという認証方法になります。

kintoneのAPIトークン認証のおさらい

ここでkintoneユーザーのIDを使ったパスワード認証で連携している場合に、そのユーザーが二要素認証設定をすると認証エラーとなって連携できなってしまいます。

実際にkrewDataで二要素認証設定したユーザーで接続設定をすると以下のようなエラーになります。

トヨクモ社のプリントクリエイターだとこんな感じのエラーが表示されます。

現時点では二要素認証設定したユーザーでは連携することができないので、サービス側が対応していればAPIトークンに変更する、もしくはパスワード認証を別のユーザーに変更すると言った対応になります。

ちなみにプラグインや連携サービスに限らず、個別カスタマイズでもユーザー認証を使用しているカスタマイズでももちろんエラーになりますのでご注意を!

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