OpenAIのCodexがPlusプランで解禁になったから試してみた

ジョイゾーでkintone系のコードを書いてるだいもんです。
ChatGPT Plusプランで解禁されたOpenAIのCodexを使ってみました。

結果、設定をゴニョゴニョというのはあれど、ほんとうに1行もコードを書かずに、サンプル作成 → GitHubへのコミット・PR作成 → Vercelへのデプロイ → 公開サイトで動作確認まで全部完了しました。

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1. Codexとは？

「OpenAIが提供する対話型AIコーディングアシスタントで、チャットで指示を出すだけでコードの生成や修正、GitHubへのコミットやプルリクエスト作成まで自動で行えるサービスです。従来のAI補助よりも「会話だけで開発が進む」新しい体験を実現しています。」
by ChatGPT

GitHubリポジトリに接続して、チャットで「こんなの作って」と指示するだけで、 AIがソースコードや設定ファイルを丸ごと生成→コミット・PRまで自動でやってくれます。

最初に開くとこんな「サンプル指示」がありました。空っぽのリポジトリに接続して試しに実行したら、そこそこ時間かけつつ「空っぽだとこの指示は実行できないんですよね」みたいな硬めの回答がありました。

チャットがあくまで「コード生成をする」指示としてはたらくようです。適当な会話をしてもしっかりコードを書こうとするので、返事にも時間がかかりがち。雑談はしないほうがいいみたいです（いまのところ）。

ゼロベースなりの指示をしてみました。このあたりは、AIエディタでもサクッと返ってくる指示なので、想定どおりパッケージ構成から各種初期ファイル、READMEまで全部AIが揃えてくれました。

CodexのUI上でコード差分ができ、左ペインで追加指示、右上の「プルリクエストを作成する」のところでプルリクしたりGithubに遷移したりができます。

AIエディタを使うのと感覚として違うところは、「コードを書くUIが存在しない」というのはもちろん、「Gitで管理する」ことが大前提なので、コミットもAIが自動で（勝手に）やってくれるところ。こちらの判断は「この変更をプルリクするか否か」ぐらい。プルリクの作成もボタン一発です。

Github ActionにCD/CIを設定するのもサクッと行けそうです。
ここまででローカルには何も用意してませんが、たとえばGitHubリポジトリごとVercelと連携すれば、設定不要・デフォルトのままDeployを押すだけで即座にWebで見られる状態になります。

せっかくなので
「太陽と惑星がぐるぐる回るSCSSアニメーションにして」
みたいな無茶振りもAIに投げてみました。

これもチャットで指示 → PR自動生成 → マージ → デプロイ反映
まで一発です。ちゃんと動作も確認できました。

（キントマニアなのに）ついでにkintoneに乗せられるようにしてね、というお願いも聞いてくれました。（ここだけローカルに落としてビルドするという工程を経ました。がコードは書き換えてません！ｗ）

今回のお試しのやり取りはこんな感じ。レスポンスはそれぞれ数十秒から1,2分。複雑な依頼ならもう少しかかるだろうと思います。人間があーやって、こうやってー、を数十分かける作業ですからね。待ってる間にほかのAIに指示出してたらあっという間に終わってる感じ。

もちろん開発規模次第ですが、きちんと設計して的確な指示を準備しておけば、たぶんもっとやり取りが少なくなるんじゃないかなという感覚です。

もうこれまでの方法は古い。みたいな話ではなく、「開発」という行為や考え方そのものを、本格的に見直さなければいけないというお話だと思っています。

何を作りたいのか。どういう仕様なのか、それがなぜなのか。

「何をしたいのか」を考える。決める。言葉にしてAIとやりとりする。というのが、開発における人間の仕事としていちばん大事な部分になっていくんじゃないかな、と思います。

AI、というかAIとのインターフェースの進化が、毎日のように新しいおもちゃを届けてくれてますね。考えさせられるところもありますが、まずは楽しむところからやっていこうとおもいます。

ちょっとでも「自分でもやってみたい」と思った人は、一度この体験をしてみると世界が変わるかもしれません。ENJOY YOUR WORLD。

cf)