NKアグリさんのレタス工場を見学させて頂きました

大阪のcybozu.com conference 2015の翌日の11月21日、和歌山にレタスの野菜工場を持つNKアグリさんを見学させて頂きました。社長の三原さんがkintone AWARDファイナリストとして登壇されたkintone hive VOL.2懇親会で、同じくVOL.1で登壇された青竹のふしの青山さんが「見てみたい」とおっしゃったのが発端で、kintoneプロダクトマネージャーの伊佐さんが企画してくださり実現しました。

良くか悪くかクラウドの特性を活かしてリモート対応させて頂いていましたので、私もこちらの現場は初めてでした。

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野菜工場や特に雇用の側面からは既に青竹のふしの青山さんがレポートしてくださっていますので、こちらをご覧いただければと思います。美しいレタスの写真も満載です^^

ここでは、kintone利用目線でレポートしていきたいと思います。

NKアグリって?

写真の現像機を製造・販売を行っていたノーリツ鋼機さん、私が生まれた1980年代から世界的なシェアを獲得され事業拡大されます。
2000年代に突入して、加速するIT技術の進化・デジカメの登場に伴い、新規事業の開拓と既存の製造・生産リソースの活用を検討を経て、「環境」、「食」、「医療」、「シニア・ライフ」、そして元々の強みである「イメージング」という5つのキーワードを掲げ、それぞれの事業分野にグループで挑戦されています。

NKアグリさんはその中の「食」の分野を担う形で2009年に設立されました。今回見せていただいたレタスの自社栽培からスタートされて、現在ではkintone-IoTも試行中のリコピン人参の栽培、提携農家のフランチャイズ化も進められています。


(kintone hive VOL.2「kintoneで地域をつなぐ新しい農業バリューチェーン」より)

「作物の価格指標は重量である」といったいわゆる常識にとらわれない栽培、リコピン人参(従来人参にはリコピンは含まれない)のように野菜に高い付加価値をつける栽培に挑戦されているのも特徴的です。

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(今回訪問させて頂いた和歌山のレタス野菜工場)

NKアグリさんとkintone

今回の目的でもあるNKアグリさんとkintoneの出会いはサイボウズを含め3社で複業されている中村龍太さんと三原さんの野菜繋がり。中村さんが三原さんにkintoneを紹介され今日の活用に至っています。とっかかりは、経費精算だったそうです。三原さんがハンコを押しに和歌山に出張する必要性がまずなくなったと。シンプルですが、統制や監査もしっかりされているグループ経営では大切なことで、kintoneのプロセス管理が生きていますね。

NKアグリさんのkintoneはコミュニケーションの場

それからのkintoneの使われ方ですが、山下も関わらせて頂いたのがIoT部分だったので、それまでの使われ方が凄く気になっていました。kintone hiveでお聞きしても正直わからず・・・でしたが、答えはやはり現場にありました。

アプリの名前こそ生産管理をイメージさせるものばかりですが、機能として使われているのはコミュニケーションです!


(kintone hive VOL.2「kintoneで地域をつなぐ新しい農業バリューチェーン」より)

アプリの中を見せて頂くと、コメントがたくさん書き込まれていました。左側にも大量に通知が来ています。kintoneのコミュニケーション要素をこれだけ使われている画面にお目見えするのは結構レアだったりしますが、これが肝ということでした。kintoneを使うようになって、メールでやっていた一方的な連絡がコメントやスレッドの機能でディスカッションに変わったと仰っていました。

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リマインダ機能を使って、来年やっておいた方が良さそうな内容を書き込むアプリも印象的でした。シンプルですが、ノウハウをしかるべきタイミングでしっかりと活かすことができるようになります。グループで設定しておけば、入力した当初の担当者だけでなく、まさにチームで思い出すことが出来る訳ですね。

 

kintoneアプリを自由に作れる環境と程よいサポートが普及の鍵?

三原さんにkintoneが社内で使われるようになったポイントをお聞きしようとしたことがありました。仰ってたのは、

「野菜つながりでひょんな出会いから始まって、気軽に入れて
解放していたら会社にフィットして勝手に拡がった、という流れなので、

担当者がアプリを作って提供するのではなくて、
勝手に使ってもらってわからないところはサポートする、というくらいの
気軽な使い方がいいんじゃないかというのが私なりの会社に馴染んだ秘訣
ですかね。」

とのことでした。今回の説明の中で、これもポイントだったのかなと思うことがありました。

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みんながアプリを作れる環境にしていたので、自分が準備してもまた似たようなアプリが出来たり、新しい発想のアプリが出てきたり、40個くらいのアプリがあっという間に並んだ」とのこと。皆さん、それぞれに試行錯誤されながら、アプリの作り方・使い方をブラッシュアップされてきたようです。

所感

kintoneはやはりチームワークプラットフォーム!

NKアグリさんのkintone活用例は、業務を行うのにバリッとIT化するところと、人が介在すべきところには絶妙なバランスコントロールが大切であることを教えてくれます。また、それをkintone3大要素である「データ」、「プロセス管理」「コミュニケーション」をバランスよく活かしながら、それを実践されている素晴らしい例でもあります(参考:「農業ITに期待しすぎは禁物、最後は人による判断が重要に」)。結果としてレタスの販売ロス0.04%も実現されています(サイボウズさん事例動画)。IoTとかも悪くはないのですが、入力方法のひとつに過ぎなかったりします。kintone活用の原点に帰らせてくれる大変勉強になる、楽しい社会科見学でした。

おまけ

お土産に頂いたリコピン人参「こいくれない」は私はジュースとして食させていただきました。今回はある方のアドバイスで、りんごジュースで割ってみました。

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関東だと木場のイトーヨーカドー等で販売されていますので、(リコピン含有量が多いことで有名な)トマトが苦手な方は、こちらで摂取頂ければと思います!

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