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22nd Sep, 2023
福祉サービス

株式会社MC 様 /

受講を通して「DX仲間」は増やせると分かり、学びが巡り巡って付加価値として会社に返ってくる、J Campへの投資効果は十分にありました

目次

  • 1. 受講を決めた理由:DXのリテラシーを持った人たちを社内で増やし、すぐ現れる効果よりも、長いスパンの中で「DX仲間」が徐々に増えていくきっかけにしたい
  • 2. 社内での募集方法:情報を取得することに長けた人、DX推進に関わる役職の人、J Campに時間を割ける人に声をかけて、積極的に参加を促した
  • 3. 研修内容に関する感想:コミュニケーション力こそDXの成否に関わる重要な要素だと気付かされた
  • 4. 受講者の声:DXを推進する際には経営層や管理層を巻き込むことが重要、J Campで学んだことを活かして、そういった人たちとのコミュニケーションに取り組めそう
  • 5. 受講後の取り組み:DX推進担当者は積極的に現場の声を聞き、DXを浸透させるべく動く中、DXにおいて最も重要なのは人への投資
1.受講を決めた理由:DXのリテラシーを持った人たちを社内で増やし、すぐ現れる効果よりも、長いスパンの中で「DX仲間」が徐々に増えていくきっかけにしたい

当社は住宅型有料老人ホームを運営し、ALSなど難病のケアを含む看護・介護事業を展開しています。
J Camp受講を決めた理由はDX推進人材への投資のためです。
介護業界では、経営判断や現場業務に際して感覚に頼ることが今なお多く、データがない、データを活用できないことに起因する課題が根強く残っています。
第一には、介護現場でのインシデント・アクシデント情報の把握の弱さがあります。
要介護状態の方の介護では、常にインシデント・アクシデントが発生する危険性があり、それをできる限り防ぐことが介護安全の基本です。
しかし重要な情報は、紙での蓄積しか行われておらず、具体的な事故の発生時期やタイプ、年ごとの事故の増減などの分析と知見の抽出が困難で、当社も設立から既に10年以上経っていますが、過去データをほとんど取得できない状況なので、結局は人の勘と経験則しか判断材料がありませんでした。

また、介護人員の配置の非効率性もデメリットとして起きています。
要介護者の状態に応じて最適な人員数を配置することは、介護品質の確保と人件費の最適化の観点から重要ですが、人員配置もデータに頼らず感覚に依存してきたため、人手がだぶついたり、逆に足りなかったりすることが頻発していました。
このような非効率性に対しても、本来ならばデータに基づいた検証が行われてしかるべきですが、それも十分に行われず、改善が進んでいません。

将来、日本では介護を必要とする人々が介護提供者を上回ると言われています。
限られた人員で一定以上の介護品質を確保する工夫が求められていく中、データに基づいたマネジメントは益々不可欠となっていくと感じています。
当社はDXを推進するに当たって、kintoneの導入を検討していましたが、以前に一度ITツールの導入に挫折した経験があり、単なるツール導入では上手く行かないと分かっていました。
そのため、「ツールよりまず人」という方針が立てられました。
DXのリテラシーを持った人たちを社内で増やし、彼らが仲間となって議論の場を形成できる段階に持っていくことなので、J Campに期待したのは、すぐ現れる効果よりも、長いスパンの中で「DX仲間」が徐々に増えていくきっかけになってくれることでした。
一人、また一人と柔軟性を持った仲間を増やし、徐々に機運を醸成していくことがDXを確実に現場に定着させてくれる王道だと考えました。

2.社内での募集方法:情報を取得することに長けた人、DX推進に関わる役職の人、J Campに時間を割ける人に声をかけて、積極的に参加を促した

社長が音頭を取って参加者を募りました。
普段からネットやツールを使いこなして情報を取得することに長けた人、DX推進に関わる役職の人、本業とは別にJ Campに時間を割ける人に声をかけて、積極的に参加を促しました。

3.研修内容に関する感想:コミュニケーション力こそDXの成否に関わる重要な要素だと気付かされた

当初、J Campの内容をkintoneの開発技術の勉強会だと勘違いして、コミュニケーション力を鍛えるロープレが始まった時は「あれ、ちょっと違ったかな?」と不安になりかけましたが、参加していくうちにむしろコミュニケーション力こそDXの成否に関わる重要な要素だと気付かされました。
ユーザーとして自分の要望を分解して開発者に伝わるような伝え方と、開発者としてユーザーの意見の引き出し方を学べました。
「こういう意図を伝えたいが、上手く言語化できない」といったシステム開発に関わるコミュニケーションの難所を顧客側、開発者側の双方の視点から見える化できたことも収穫でした。
今後、社内ではDX推進担当者とシステムを使用する現場スタッフとの間で、このようなコミュニケーションが必然的に行われると思いますが、そのような場面でJ Campでの学びは効いてくると期待しています。

4.受講者の声:DXを推進する際には経営層や管理層を巻き込むことが重要、J Campで学んだことを活かして、そういった人たちとのコミュニケーションに取り組めそう

・顧客と開発者のそれぞれの立場でのコミュニケーションの取り方を学ぶことができた

・DXを推進する際には経営層や管理層を巻き込むことが重要だが、J Campで学んだことを活かして、そういった人たちとのコミュニケーションに取り組めそう

・数回のロープレの中で、参加者たちができていたこと、できていなかったこと、成長したことをジョイゾーさんは全て把握され、的確なフィードバックを頂けた

・参加者たちの学びに真剣に向き合おうとするジョイゾーさんの熱意を感じた

・コミュニケーションに関する学びを現場で生かしつつ、DXの次のステップとしてペーパーレス化などに繋げていく道筋が見えた

5.受講後の取り組み:DX推進担当者は積極的に現場の声を聞き、DXを浸透させるべく動く中、DXにおいて最も重要なのは人への投資

当社のDXは始まったばかりで、DXに対し身構えてしまう空気がまだ残っています。
それに対してDX推進担当者は積極的に現場の声を聞き、DXを浸透させるべく一生懸命動いています。
結局、DXにおいて最も重要なのは、まず人への投資です。
社員の自助努力頼みで成長を待つより、彼らが自律的にDXを推進できるだけのリテラシーとコミュニケーション力を身につけられる環境の整備にお金と時間をかけていくのが会社のすべきことだと考えています。
今回のJ Camp受講を通して「DX仲間」は増やせると分かりました。
仲間が増えれば、DXの推進力も大きくなるはずです。J Campでの学びが巡り巡って付加価値として会社に返ってくるので、J Campへの投資効果は十分にありました。

       

株式会社MC 様

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