参照関係のあるアプリの一括削除が可能に【2020年8月アップデート機能】

kintone(キントーン)の8月のアップデートで、より便利に使える機能が増えましたのでご紹介したいと思います。

今回アップデートされた内容のうち、以下についてご紹介します。
参照関係のあるアプリの一括削除が可能に
レコード一覧/グラフで「来月」や「来週」などを指定可能に
プロセス管理のアクション実行条件/レコードの条件通知で「来月」や「来週」などを指定可能に
フィールドコードの変更が計算式に自動反映
ダウンロードしたアプリ一覧のCSVファイルに作成者のログイン名などの情報を追加

参照関係のあるアプリの一括削除が可能に

参照関係のあるアプリを一括で削除できる「まとめて削除機能」が追加されました。

今までは、別のアプリから「ルックアップ」や「関連レコード一覧」で参照されているアプリを削除しようとした場合、エラ―が表示されすぐにアプリを削除することができませんでした。
削除するには、参照しているアプリを削除するか、参照を解除するという工程が必要でした。

【アップデート前】

今回のアップデートにより、参照関係のあるアプリをまとめて削除できるようになりました。

kintoneアプリストアにあるアプリパックのように、アプリ間を連携する機能が複数設定されているものは一つ一つアプリの設定を変更するのが大変手間でしたが、今回の機能追加で削除する際のストレスがなくなりました。

ただし、複数アプリがまとめて消えるのは便利な半面、本当は必要であったアプリを気づかずに消してしまうというリスクも増えますので、削除の際は慎重に作業をしてください。

【アップデート後】

レコード一覧/グラフで「来月」や「来週」などを指定可能に

これを待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか。
絞り込み、レコード一覧の設定、グラフの設定で、日付を条件にする際の指定方法が増えました。「来年/来月/来週/明日/昨年/昨日」が新たに指定できるようになりました。

例えば、「契約期限日=来月」を絞り込み条件にして一覧を作成しておけば、契約更新が近づいている顧客をすぐに把握でき、更新確認メールを一斉に送る際にも便利です。

プロセス管理のアクション実行条件/レコードの条件通知で「来月」や「来週」などを指定可能に

プロセス管理のアクションの実行条件、レコードの条件通知などのアプリ設定でも、「来年/来月/来週/明日/昨年/昨日」を指定して絞り込みできるようになりました。

例えば、休暇申請アプリで、プロセス管理のアクション実行条件を「休暇取得日≧昨日」に設定すると、前日までの休暇申請なら申請可能とすることができます。

フィールドコードの変更が計算式に自動反映

今回のアップデートにより、フィールドコードを変更すると、設定済みの計算式の内容が自動的に同じフィールドコードに変更されるようになりました。
計算式を手作業で変更する手間がはぶけ、入力間違いの防止にもつながります。

ダウンロードしたアプリ一覧のCSVファイルに作成者のログイン名などの情報を追加

アプリの一覧のCSVファイルをダウンロードした際に含まれる情報が追加されました。
ログイン名(ユーザー固有のID)が追加されたため、ユーザー情報のCSVファイルなど他のデータと組み合わせた分析にも活用しやすくなりました。

今回追加された項目は以下の通りです。
・アプリURL
・アプリ設定URL
・作成者(ログイン名)
・設定の最終更新者
・設定の最終更新者(ログイン名)
・設定の最終更新日時

おわりに

今回は、参照関係のあるアプリの一括削除、レコード一覧やプロセス管理での日付指定方法の追加、アプリ一覧CSVの情報追加など、アプリ管理者にとって嬉しいアップデートでした。
特に、絞り込みや一覧設定の条件で使える指定方法が増えるのは嬉しいです。なるべく少ない手数で簡単に絞り込めると助かりますね!
今後のkintoneアップデートも期待しています!

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