【17年11月度版】kintoneアップデート情報

kintone(キントーン)の11月のアップデートでは、モバイル版での入力方法が変更されたり、クロス集計時の取り扱いが変更されたのでご紹介したいと思います。

ユーザー選択方式の変更(モバイル版)

モバイル版でのユーザー選択・組織選択・グループ選択の方法が変更されました。
PCでの動作と同じく文字で検索し入力出来るようになったので、多数のユーザーの中から該当ユーザーを探し出す手間が省略されます。

ユーザー名のキーワードを入力して検索ボタンを押下すれば、ユーザーの候補が表示されます。

ただし、ユーザー選択フィールドの設定において「選択肢を指定する」設定の場合は、プルダウン内の選択肢からユーザーを選択してください。

コメント投稿者の情報へリンク表示

kintoneのピープル情報には、電話番号やメールアドレスを表示することが可能です。
kintone以外で連絡が必要になった際はピープル情報を閲覧すればコンタクト方法が分かります。

今回のアップデートでレコードのコメント欄で投稿者のピープル情報へのリンクが表示されるよう改善されました。
また、変更履歴につきましても更新者のピープル情報へのリンクが表示されるので、該当ユーザーへのコンタクトが取りやすくなりました。
この機会に各ユーザーのピープル情報の見直しをし、ユーザー間のコミュニケーションに役立てるのもいいですね。

クロス集計時のアクセス権対応

クロス集計の分類項目にアクセス権がない場合の見え方が変更されました。
例えば、下のように各営業別、商品別の売上実績集計をクロス集計で表示したとします。
大項目は日付の月別、中項目が商品、小項目が営業課で分類します。

大・中・小項目すべてのフィールドにアクセス権がある場合は、分類項目で集計されクロス集計が表示されます。

もし中項目に設定してある「商品名」フィールドのアクセス権が無いユーザーがこのクロス集計を表示した場合どうなるか。
今回のアップデートで、アクセス権が無い分類がある場合は下位の分類が繰り上がり集計される仕様になりました。
「商品名」にアクセス権が無いので、小項目の「営業部」フィールドが中項目に繰り上がるという仕組みです。

ユーザー削除の際の注意

cybozu.com共通管理画面においてユーザーを削除する際に表示されるメッセージが変わりました。
一度ユーザーを削除してしまうと、そのユーザーの情報を復元することが出来ません。

kintoneの場合は、そのユーザーが登録したレコードは残りますが、ピープル情報などが失われます。
ユーザーを削除した際の影響については「ユーザーを削除したいそんな時」を参照してください。

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