※ 昨日できなかったことが明日できてるかもしれない進化のスピードの中で書いているので、この時点、この時期のこと、として読んであげてください（2025.05）
ジョイゾーでkintone系のコードを書いてるだいもんです。kintoneにもAI機能がつきましたね。僕はコードをAIに書かせてます。
Github Copilot。Cursor。Windsurf。など。「AIエージェント」的な機能を備えたエディターが、kintone開発の現場でも当たり前に使われるようになってきました。
最初のうちは「AIが作るものをどこまで信じられるの？」という感覚がありましたが、今やコードの雛形生成から設計相談、エラー調査まで、日常的に頼れるツールになっています。
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モデル選びより“UI・インターフェース重視”へ
生成AIの話になると「どのモデルが優れているか」「どのモデルがコーディング得意か」ということが頭に浮かんだりしますが、「どのモデルを選んだところで自分よりは優秀ｗ」ということを忘れないほうがいいな、と思っています。
とはいえ、「適したモデル」はあると思っていて、これが開発中に「適切に切り替える」というのがしんどい（ほぼしない）。
今はコードを書いてほしい、今はコードを解析してほしい、今はコードについての質問に答えてほしい、っていうのは一連の作業なので、そんなに切り分けてすすめられないです。
たとえばCursorには「Auto」というモードがあって、AIモデルを勝手に切り替えてくれる機能があります。（実際どうなってるかまではわかってないですごめんなさい）。
一時期（ここ数ヶ月レベルですが）は、勝手に切り替わって回答にブレが出るようなところもありましたが、最近ではとくに困ることもありません。
AIモデルによってコストも変わるので、処理結果の最適化とコストの最適化が自動でされていると思えば理想的だし、こういうのが標準的になるんじゃないかな、と思っています。
「どのモデルがすごいか」よりも、インターフェース（UI/UX）が選択基準になるだろうし、「自分の開発スタイルに合うUIや会話のしやすさ」でエディターを選ぶのが大事だと感じています。エディタなんてひとに「これ使え」って言われるものでもないよね。
AIエディタ活用のコツ
ここ数ヶ月、社内ライブラリのリニューアルプロジェクトをAIドリブンに進めてきました。AIエディタと語り合う毎日の中で感じた「コツ」みたいなのをすこし書いておきます。
指示出しじゃなくて対話。認識合わせを繰り返す。
ただ指示を出すだけでなく、「この認識で合っていますか？」とAI側と認識合わせの対話を挟むと、期待どおりのアウトプットに近づきやすいです。
やれって言って見当違いを返してきたら、悪いのは指示です。間違いない。
一気に答えを求めない。AIなら「リセットボタン」を有効活用
チャットライクに会話や開発が進みます。この一連の履歴とコードの変更履歴がセットが残るので、「一旦戻す」「前の案に戻ってやり直す」など、リセット・方針転換も柔軟にできます。どんどんやってみる、がコツ。
お金のことをあんまり気にしなくていい状況が良い（よね）
複数のエディタを試していて、１プロジェクトの途中でエディタを切り替えたり、ということも繰り返していました。例えば、Windsurfあたりが、一番安いプランだと、一ヶ月経たないうちにクレジットを使い切ってしまうというケースがあり、途中からCursorに切り替えて、、といった感じです。
追加料金を払えばなんとでもなりますが、それもちょっと違うよね、ということで、試行錯誤してみました。
最初は、「担当者が変わった」くらいの説明コストはありましたが、開発方針や進捗をREADME.mdなどで残しながら切り替えるようにしたことで、そこまでリスクにはならないことがわかりました。
とはいえ、手戻りは避けたいのでエディタ（環境）はあまり変えたくないですよね。AIエディタの多くは有償（月額制＋クレジット消費型）ですが、コスト最適化の自動切り替え機能も進化中だと思うので、このあたりの機能を含めて選定するのがいいかもしれません。
チャレンジ・学習ツールとしても有効
AIエディターは、自分が初めて触れる技術や新しい分野でも、
「こういうことをしたい」と自然言語で相談すれば、ヒントやサンプルをすぐ返してくれるのが心強いです。
ただ、ノーコードツールのように“まったく知識ゼロでもすぐ実用”とは少し違うのも現実。
AIから返ってきたコードや提案を理解し、やりとりの中で認識を合わせていくには、やはりコーディングや開発の基礎知識・経験があると圧倒的に効率的です。
とはいえ「わからないことはAIに聞く→意図や構造を教えてもらう→吸収していく」という学習スタイルにはとても向いているので、
学びのパートナーとしてもAIエディターは非常に有効だと思います。
AIエディターは今や特別なものではなく、現場の“日常の道具”になりました。
これからも進化に期待しつつ、自分に合うエディターや会話のコツを見つけていきたいと思います。
おわりに
ついこの前だけど、GitHubでIssueから自動的にコードが生成され、プルリクエストまで自動で出るといった機能も登場してきました。（レビューもバグFixもしてくれるとか）
もはや「どのエディターがいい」「どのAIを選ぶ」といった議論すら、あっという間に陳腐化してしまうかもしれませんね。
とはいえ今は、日々の開発を効率化したり、楽しみながらものづくりをしたりするために、エディターやAIの選択を試行錯誤する時間は、僕らには必要なものだと感じていますし、それ自体を楽しんでるところです。
この進化のスピードに「ついていこう」と必死になるよりも、
臨機応変＆柔軟にツールややり方を変えていく――
それくらいの感覚でちょうどよく付き合っていくのが、AI時代の開発には一番フィットするのかもしれません。
変化を楽しむ気持ちを忘れず。ENJOY YOUR WORLD。
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