計算式の設定画面内における「計算式の書き方」「利用できる関数」情報への導線を強化【2022年11月アップデート情報】

kintone(キントーン)の11月のアップデートで、より便利に使える機能が増えましたのでご紹介したいと思います。アップデート情報の詳細は以下のkintoneサイトをご覧ください。
2022年11月版 主なアップデート

今回アップデートされた内容のうち、以下についてご紹介します。

計算式の設定画面内における「計算式の書き方」「利用できる関数」情報への導線を強化
計算式に存在しないフィールドコードが含まれている場合にエラー発生原因や発生箇所を特定しやすく
cli-kintoneの提供を開始
スペース内アプリの削除後の画面遷移先を変更
プラグインファイルの読み込み時、「zipファイル」形式のみから選択できるように
「ゲストユーザーの一覧」でマウスオーバーした行が強調されるように

計算式の設定画面内における「計算式の書き方」「利用できる関数」情報への導線を強化

今回のアップデートにより、計算式を設定する画面内から「計算式の書き方」や「利用できる関数」を確認するための導線が強化されました。

【アップデート前】
計算フィールド、および文字列(1行) フィールドの設定画面で、計算式の横にヘルプマークが出るのみでした。

【アップデート後】
計算フィールド、および文字列(1行) フィールドの設定画面で、「計算式の書き方」「利用できる関数」という具体的な名称の導線に変更されました。
計算式を記述する上で必要な情報にたどり着きやすくなり、設定に慣れていない段階での学習が行いやすくなります。

計算式に存在しないフィールドコードが含まれている場合にエラー発生原因や発生箇所を特定しやすく

今回のアップデートにより、計算式の設定時に“存在しないフィールドコード”が含まれる記述によって発生するエラーメッセージに、当該のフィールドコードが示されるようになりました。

【アップデート前】
「計算式に含まれるフィールドコードが存在しない、または形式が正しくありません」と表示され、修正すべき箇所(フィールドコード)がどこかが分かりづらい状態でした。

【アップデート後】
計算式の設定時、“存在しないフィールドコード”が含まれる記述によって発生するエラーメッセージに、当該のフィールドコードが示されるようになり、計算式を記述する際に入力ミスなどによってエラーが発生してしまった際も、修正すべき箇所が特定しやすくなりました。

cli-kintoneの提供を開始

コマンドラインツール「cli-kintone」(v1.0)の提供が開始されます。
「cli-kintone」とは、コマンドで kintone のレコード情報を入出力できるツールのことです。

コマンドラインツールとして提供されているため、シェルスクリプトファイルから呼び出して実行できます。
レコード情報の入出力だけでなく、kintone の画面からレコードを一括登録・更新する機能ではできない
・一括でレコードの添付ファイルをダウンロードする
・一括で添付ファイルをレコードに添付する
といった操作も可能
です。

※cli-kintone を使ってレコードを入出力するには、スタンダードプランの契約が必要です。
※大量のレコードデータを操作すると、kintone に負荷がかかり、パフォーマンスに影響することがあります。

v1.0.0 以降の cli-kintone では、レコードデータの追加や更新を同時に行う機能の強化や、セキュアアクセス対応などが実施されています。
また、バージョンが v1.0.0 以降の cli-kintone についての仕様の確認やトラブルは、サイボウズ社のテクニカルサポートで対応されます。

旧バージョン(v.0.x.x)との差異は以下を参照ください。
cli-kintone(v1.x.x)と旧バージョン(v.0.x.x)との機能差異

「cli-kintone」の詳細な機能や仕様について、近日中にキントマニアブログにup予定ですのでお待ちいただければと思います。

スペース内アプリの削除後の画面遷移先を変更

今回のアップデートにより、スペース画面からスペース内アプリを削除した際の画面遷移先が以下のように変更されました。

【アップデート前】
スペース内アプリ削除後は、ポータル画面に遷移していた。

【アップデート後】
スペース内アプリを削除後、スペースのトップ画面に遷移する。

プラグインファイルの読み込み時、「zipファイル」形式のみから選択できるように

今までは、システム管理でプラグインファイルを読み込む際に表示されるファイル選択ポップアップで、読み込むことのできないファイル形式でも選択できてしまっていました。
今回のアップデートにより、「zipファイル」形式のみが選択肢として提示されるようになりました。

【アップデート前】
プラグインファイルを読み込む際に表示されるファイル選択ポップアップで、読み込むことのできないファイル形式でも選択できてしまう。

【アップデート後】
「zipファイル」形式のみが選択肢として提示されるようになる。

「ゲストユーザーの一覧」でマウスオーバーした行が強調されるように

今回のアップデートにより、システム管理の「ゲストユーザー管理」で、マウスオーバーしたゲストユーザーの行がハイライトされるようになりました。
※マウスオーバー
 パソコンの操作画面で、マウスポインターを特定の位置にかざす
※ハイライト
 背景色の反転などによって強調する表示方法

【アップデート前】
マウスオーバーしてもゲストユーザーの行は強調されない。

【アップデート後】
マウスオーバーしたゲストユーザーの行が強調される。

おわりに

今回のアップデートでは、スペース内アプリの削除後の画面遷移先が変更されました。
今まではスペース内アプリを削除した際にはポータル画面まで戻ってしまっていましたが、導線が大幅に変更され便利になりました!
今後のアップデートも楽しみです。

弊社では初回開発無料の定額39万円でkintoneアプリを開発する定額型開発サービス「システム39」を提供しております。kintoneの導入やアプリ開発でお困りな方は、お気軽にご相談ください。
*Webでの打ち合わせも可能です。

   kintoneのアプリ開発はこちら <相談無料>    

関連記事

同じカテゴリーの記事