【17年2月版】組織の管理者機能を利用して役割分担

kintone(キントーン)の2月のアップデートで「組織の管理者」を追加出来るようになりました。
設定はcybozu.com共通管理で行います。
この「組織の管理者」機能はkintone(キントーン)もしくはGaroon(ガルーン)にて利用できる機能です。
今回はkintoneで実装した場合をご紹介します。

kintoneを利用する上で管理者が行うのはユーザーや組織の管理とパスワードポリシーの設定かと思います。
組織が大きくなれば一人の「cybozu.com共通管理者」でこれらの情報を管理するには負担が大きくなってきますね。
複数の人物が「cybozu.com共通管理」権限を利用できるようにすれば一人の負担が減りますがその反面、他の組織の情報やログインのセキュリティ設定などまで変更出来てしまう危険も出てきます。

子組織の管理を分担化

今回のアップデートでは、担当する組織内のユーザーと組織の情報を管理することが可能な「組織の管理者」を指定可能になりました。
「組織の管理者」は管理権限のある組織配下のユーザーや組織の変更を実施できます。

支社など子組織の中で発生するユーザー管理を子組織の管理者に任せられるようになることで、kintone全般のメンテナンスを担っていたcybozu.com共通管理者の業務負担が減ります。

kintoneの良いところは手軽にシステムを運用出来る点です。通常の業務を行いながら負荷無くkintoneを管理出来れば「システム化したら仕事が増えた・・・」なんてこともありません。利用者のことを考えたアップデートは嬉しいですね。

組織の管理者の設定方法

設定手順は簡単です。

1.cybozu.com共通管理者が設定を行います。該当組織の歯車マークから「組織の管理者の設定」を選択します。


2.組織の管理者を委任するユーザーを追加します。

組織の管理者の画面

組織の管理者に設定されたユーザーでログインすると

組織の管理者が設定できるのは指定された組織配下の「組織/ユーザー」情報の設定と「サービスの利用ユーザー」の変更です。cybozu.com共通管理者より操作できる機能が制限されています。

管理する組織配下に新たに「組織の管理者」を設定する権限もありますので、部署ごとに役割分担するのも一つですね。

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