アプリの所属するスペースを変更可能に【2021年11月アップデート機能】

kintone(キントーン)の11月のアップデートで、より便利に使える機能が増えましたのでご紹介したいと思います。

アップデート情報の詳細は以下のkintoneサイトをご覧ください。
2021年11月版 主なアップデート

今回アップデートされた内容のうち、以下についてご紹介します。
アプリの所属するスペースを変更可能に
スペース内アプリを作成できるユーザーを「スペース管理者のみ」に限定することが可能に
スペースに所属しないアプリの作成を禁止することが可能に

アプリの所属するスペースを変更可能に

スペースに所属しているアプリを別のスペースに移動することができるようになりました。
今まではアプリを別のスペースに移動することができなかったため、移動させたい場合は、元アプリの再利用作成をするか、テンプレート化したものを読み込んで作成する必要がありました。

今回のアップデートにより、アプリの設定上で簡単に所属スペースを変更することが可能になりました。

※ゲストスペースへの変更およびゲストスペースからの変更には対応していません。
※スペースに所属しているアプリの所属スペースを変更する際は、変更元のスペースの管理権限が必要です。
※変更先にアプリを作成できる権限が必要です。

「営業部」スペースに所属する「案件管理」アプリを、「第一営業部」スペースに移動させてみたいと思います。
アプリ設定の「アプリの所属するスペースを変更」をクリックします。

「選択したスペースに変更」を選択し、スペース名を入力したら「変更」ボタンをクリックします。

注意事項を確認し、「確認して実行」をクリックします。

画面上部に「所属スペースが変更されました。」というメッセージが表示されました。
画面左上のパンくずリストを確認すると、アプリの所属するスペースが「第一営業部」に変更されていることが確認できました。

スペース内アプリを作成できるユーザーを「スペース管理者のみ」に限定することが可能に

スペース内アプリを作成できるユーザーを「スペース管理者のみ」に限定できるようになりました。
今まではスペースのメンバーであればアプリ作成が可能でしたが、こちらの設定を行うことで、スペース管理者ではないユーザーはアプリ作成ができないようにすることができます。

※「アプリ作成できるユーザーをスペースの管理者に限定する」の設定をオフにしても、作成済みのアプリには影響はありません。
※この設定によらず、kintoneシステム管理のアクセス権設定でアプリの作成権限を付与されていないユーザーは、引き続きアプリを作成することはできません。

「スペースを設定」画面を開きます。

「アプリ作成できるユーザーをスペースの管理者に限定する」にチェックを入れ、「保存」ボタンをクリックします。
※デフォルトではOFFになっています。

※このスペースでは、「佐藤昇」さんは管理者にしていません。

スペース管理者ではない「佐藤昇」さんがスペースを開くと、アプリ作成ボタンが表示されなくなりました。
スペース管理者のみアプリを作成できるので、余計なアプリを作成されたくない場合に便利です。

スペースに所属しないアプリの作成を禁止することが可能に

スペースに所属しないアプリの作成を禁止できるようになりました。
ポータル直下にアプリを作成されたくない場合に便利です。

「kintoneシステム管理」を開きます。

「利用する機能の選択」をクリックします。

「スペースとピープル」の設定欄にて、「スペースに所属しないアプリの作成を許可する」のチェックを外します。
※デフォルトではONになっています

ポータルを開いてみると、アプリ作成ボタンが表示されていないことが確認できました。

おわりに

今回のアップデートでは、アプリの所属するスペースを変更可能になりました。
社内の部署編成の変更にともなって、アプリの所属スペースを整理したいときなどに便利ですね。

また、スペースに所属しないアプリの作成を禁止にする機能も追加されました。
ポータル直下にアプリを作成してしまうと閲覧権限をつけていなければ別の部署や表示させたくないユーザーにも見えてしまうので、基本的には適したスペースに所属させることが多いと思います。
ルールとして伝えるだけでは間違って作成してしまう場合もあると思うので、仕組みとして作成できないようにすることはとても良いと思いました。
今後も便利な機能追加を楽しみにしています!

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